光学迷彩がアニメのように活躍する日は近い

      2017/06/23

よくアニメやゲームなんかで登場人物が透明になって、

敵を撹乱するといったシーンがありますよね。

私が初めて観たのは多分、アニメ『攻殻機動隊』だった思います。

その後、ゲームでは『メタルギアソリッド』で疑似体験プレーしました。

透明になる技術は光学迷彩というものがそれです。

まるで魔法のような話ですが、現実的に可能な話になっています。

もともとは軍事目的で開発されているようですが、

その分野は決してそれだけではありません。

その技術はどこまできているのでしょうか?

光学迷彩とは

光学迷彩はまたの名をステルス迷彩といいます。

見ているひとに自分をあたかも透明に見せる、という技術です。

下の動画の1:52~辺りでその光学迷彩を使用するシーンに入ります。

映像はゲーム『メタルギアソリッド』です。

VENOM SARUさんのチャンネルより

もともとは上でも言いましたように、

軍事目的で開発が進めれているようです。

メタルギアもその例から外れてはいません。

ちなみに私はこの迷彩を使ってもよく敵に見つかっていたドヘタクソです。

さて、この技術にも種類があります。

それをこれから見ていきましょう。

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映像投影型

カメレオン型ともいいます。

カメラで撮った映像を再帰性反射材というものに投影して

あたかも透明になっているように見せるものです。

ikinamoのチャンネルより

再帰性反射材とは、

通常物体に光が当たると吸収したり、いろいろな角度に分散してしまいます。

しかし、その光を入った角度そのままに返すというのがこのシロモノです。

夜間、交通標識が見やすくできているのはこの技術が使われているからだそうです。

実用面の例

車がバックする際に、

車内後方に外の映像を投影することで運転を支援するというものがあります。

ikinamoのチャンネルより

そういえばこれってAR(拡張現実)ってことにならないんですかね?

私、気になります!

また、医療分野でも外科手術のサポートなるようなものが開発されているそうです。

欠点

映像投影型の欠点として

一点の視点からは周囲に溶け込んでいるように見えても

それ以外の角度からではバレバレであるということです。

光の透過・回折型

映像投影型よりも上で述べたアニメやゲームに近いのはこちらだろう。

メッチャ小さな構造体(ナノレベル)の集合で作られた人工の擬似物質、

メタマテリアルがそれを可能にしています。

光には屈折率というものがあります。

真空では1.0、水で1.33という数字になります。

要は物質を通ったときに光が曲がる率ですね。

つまり、物を透してみた風景はすこし変りますよね。

例えばコップの先の風景など。物によって光は歪められるから見え方が変る。

これがメタマテリアルを使うと0.35という驚異的な数字が出たそうです。

自然界ではありえない屈折率です。

メタマテリアルに光が当たると通常とは違う角度で反射します。

目に見えるはずのない部分に光を透してしまう。

見える部分を迂回して違う部分を見せてしまう。

といった感じです。

メタマテリアルをもう少し詳しく

メタマテリアルのメッチャ小さい構造体は、

電磁石のコイルのような作用をして、電磁誘導により巧みに光を制御します。

普通、光は物体を透すと速度を落とします。

屈折率が0.35のメタマテリアルの中では、

光の速度は通常の3倍になります。

なんか光の速度が3倍って凄いですね。

科学に詳しくない私ですが、応用したらタイムマシン作れんじゃね?

って思うのは考えが安易なんでしょうね。

この技術はレンズの性能を大幅にアップさせることが可能です。

メタマテリアルを使ったレンズのことを「スーパーレンズ」と言うそうです。

スーパーレンズは従来のレンズよりももっと小さなものまで観察が可能とされています。

分子や原子などもより確かに見ることができるそうです。

また、光を集めて見やすくすることも格段とアップするとのことです。

応用することで、基盤にのる集積チップはより小さなものに、

そして光ディスクの容量ももっと大きくすることが出来るのだとか。

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欠点

どんな色の光でもこのような屈折が可能ではないそうです。

周りの風景によってはまだまだ不完全なシロモノのようです。

そして、より精巧なものを作るにはメッチャ小さい構造を

もっと小さくしないとダメなことから、開発の時間とコストが掛かりすぎるということです。

空間歪曲型

字のごとく、空間を歪めて見え方を変えてしまうというもの。

しかし、空間を歪めるにはとてつもないエネルギーが必要らしく

実現性には乏しいようです。

空間を歪めることが出来ればワープも可能らしいです。

ですが昔、「トリビアの泉」という番組で事実上不可能と言ってました。

理由は宇宙全体のエネルギーの10倍の量がないと空間は歪められないから。

この時、出演していたビビる大木さんが大変残念がっていました。

参考:トリビアの泉「ワープは1997年に不可能という結論に至った」

Glinda morainさんのチャンネルより

結局、軍事目的

結局は軍事利用のために発展している技術であることは否定できません。

使い方ひとつで素晴らしい使い方もあるはずです。

まあでも、あまり硬い考え方も面白くないので、

軍事目的とはいえ凄いと思った動画を貼り付けておきます

Forged Monkさんのチャンネルより

この動画の写真だけでもスゲーと感心しました。

光学迷彩がこれよりももっと精度が上がったものになったら凄いですね。

実際には既に実践配備されているのでは?という話もあります。

気になります。

終わりに

メタマテリアルなしでの光学迷彩の研究が成功したとの話もありますが、

研究例が少ないことからこの技術の柱は今のところ

メタマテリアルが有力であると言っていいでしょう。

しかし、こんなものが一般の人達が使えるレベルになったら

問題ばかり起きそうですね。

知らないうちに車に轢かれてしまうとか、

窃盗を行うのに利用とか、考えてただけでもいろいろありそうです。

私なら女風呂覗きに行きますかね。

え?おまえだけ?

いやいや、あなたもでしょ?

と、とにかく!

アニメやゲームの中で描かれた技術は

近い将来に実現が可能と言われるところまで来ていることは間違いない。

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