【ネタバレ】『私の少年』第3巻の感想!!もう聡子の涙は見たくない!!

      2018/05/04

この巻で話が大きく動きます。

こんにちは、こてりんです。

『私の少年』第3巻になります。

話が動くのはちゃんと理由があります。

その理由とはなんなのか?

真修と聡子はどうなっていくのか?

第3巻、ネタバレよろしければどうぞ↓

スポンサーリンク

『私の少年』第3巻のあらすじ

クラブをやめてもサッカーの練習を続けていたのは、聡子に“あいたかった”からだと涙ながらに言った真修。

聡子はそんな真修を見て思わず抱きしめてしまう・・・

[以下、ネタバレ注意!]

登場人物


私の少年特設サイトより
早見真修(はやみ ましゅう)
聡子になつく小学6年生の少年。
やや複雑な家庭事情を抱えている。


私の少年特設サイトより
多和田聡子(たわだ さとこ)
30歳独身のOL。
真修との日常が何より癒し。
でも、他人の自分に何ができる?


私の少年特設サイトより
椎川文貴(しいかわ ふみたか)
聡子の上司兼大学時代の元カレ。
聡子にどこか未練らしきものを
持っている。


『私の少年』第3巻より
早見元樹(はやみ もとき)
真修の父親。
家を留守にすることも多く
真修の弟の遼一の面倒も
真修に強いている部分がある。


『私の少年』第3巻より
八島(やしま)
久しぶりに会った聡子の
高校時代の同級生。
聡子に猛アプローチしてくるが・・・

欲しいものは?

帰るはずだった真修を、聡子は思わず抱きしめて引き止めてしまう。

真修に言った心の入ってないアドバイスを反省した聡子。

聡子からまたサッカー練習することが約束され、真修は本当に安心する。

そんな真修は床にへなへな~となり・・・

聡子のヒザへちょこんと頭を乗せる真修。

こんな真修は初めてだった。

会社では改めて椎川から“冷静になれよ”という意味のメッセージをつきつけられる。

冷静なつもりの自分。

聡子はあの時、なぜ真修を抱きしめたのか?で“モヤモヤ”していた。

次の金曜日、真修との久しぶりのサッカー練習・・・後。

早々と夏休みの宿題を終えていた真修にご褒美をあげたい聡子は何か欲しいものはないか聞いてみた。

すると・・・


『私の少年』第3巻より

背が欲しい という真修。

とまどう聡子に真修がいうその理由は、

「背があれば車が乗れるようになって聡子とどこへでも行けるから」

だった。

嬉しそうにいう真修を見て、聡子はあの時なぜ自分が真修を抱きしめたのかを理解する。

真修のずっと先の未来にもあたり前に聡子がいる。

あの時、真修が泣きながら言ってくれた言葉は自分が言えなかったこと。


『私の少年』第3巻より

「私も 真修にあいたい」

それが真修を抱きしめた“モヤモヤ”の正体で、そこに気づいた聡子はどこか晴れやかだった。

聡子は真修との別れ際、その場にやつれた一人のサラリーマンが現われる。

真修がその人物に「父さん」と言って聡子はおどろくしかなかった。

真修の父

真修の父を前に呆然としていた聡子は、我に返りあわてて自己紹介をする。

一生懸命、真修とのことを説明する聡子だったが真修父が聞いてくれる様子がない。

帰ってから真修から事情を聞くという真修父だったが、別れぎわの聡子を見てその場を離れない真修の姿に話を聞くと折れてくる。

真修父は一度、真修を家に帰し、ファミリーレストランで話を聞くことになった。

先に店に入った聡子は注文して出てきたものが“ホットコーヒー”だったことに今更気づいたくらい動揺していた。

のどがからからだったのに・・・

真修父がやってきて緊張の説明がはじまる。

聡子は自分の名刺を渡しこれまでの真修とのことを話しすすめる。

名刺をみて一度取引をしたことがある会社ですと相手のガードがやや下がる。

真修父はさっききいた真修の話とギャップがないため一応の納得はしてくれた。

が、もうサッカーをやめた真修に練習は必要ないんだと言ってくる。

それから真修父が言うことに聡子は違和感を感じはじめる。

真修父からみた真修の姿は聡子のそれとは全くちがう。

本当の真修を全く見れていない・・・

そんな真修父の説明が聡子の頭にはダイレクトに入ってこない。

ノイズがはしる・・・

お互いの真修像がかみ合わない話に聡子は自分が思っている真修に成長について母親目線のように語りだす。

そこに真修父は何かを感じる。

そこに突然、家にいるはずの真修が乱入!

真修は父親に言いつけを守るから練習を許して欲しいと強くお願いをする。

さすがに鬼じゃなかった真修父も聡子に練習の前と後にラインを入れてくれればとOKしてくれた。

緊張の場をこえて安心する聡子。

聡子が30歳だと知った真修父は帰り道に30歳で亡くなった自分の妻のことを思い出し沈んでいた。

花火とラムネの玉

真修父のもとへ練習はじめますの写真入りラインが聡子からきた。

それをたまたまみていた女性社員と子供談議になる。

“めい”と行った回転寿司の動画を見せられる真修父。

今の回転寿司の進化におどろき今度真修を連れて行くかと思いいたる。

が、これがあとでとんでもない問題になる・・・

聡子と真修は今回の真修父とのことで2巻のときに約束した“花火”を中止せざる得なかった。

がっかりする真修のために聡子は家庭用の花火を用意することにする。

花火を選びながら思うことは真修父への真修の説明のこと。

説明は上手くできたけどそれは全部じゃない。

全部言ってしまったら終わってしまう、そんな関係だと聡子は深く自覚していた。

サッカー練習のあとにささやかな花火をする2人。

楽しかった花火も終わったが聡子はこれで終わらない。

それはラムネ

夏と花火に合いそうな聡子の気づかいだった。

ここで聡子は幼かったときの苦いラムネの中のガラス玉についての思い出を語りだす。

結果的にビンの中の玉は出せたけど傷をつけた状態にしてしまったこと。

それを聞いた真修は一生懸命にビンの中の玉を取り出そうとする。

真修の力では無理だったがその後、聡子がうまく取り出しに成功する。

真修は自分で取り出したかった・・・

どうしても聡子に(傷のない)きれいなまんまるを見せたかった。

でも、取り出せたのは真修のおかげと言って玉を真修へわたす。


『私の少年』第3巻より

真修は月の横にならべて、月よりまんまる!

と言って2人して目を輝かせていた。

終わってしまう関係

会社で聡子はストラップの先にあったマグロがないことに気づく。

直後、椎川から“多和田”と呼ばれ会議室へ・・・

おかしい、いつもなら「聡子、聡子」という椎川が“多和田”といってきた。

重そうな空気から会議室で椎川から告げられる。

他の部のやつから連絡があり・・・

真修の父から聡子へクレームが来ているという。

ことの発端は真修父が真修をはじめて回転寿司へ連れて行ったこと。

はじめてのはずの真修ははじめてではなく一度聡子ときていたことが発覚してしまう。

真修父からすればやっと信用できた存在に対してまだ隠しごとがあった。

自分の息子に関係のない他人が何をやっているんだということだろう・・・

聡子には恐れていたことが起きてしまった。

これにより、聡子は実家のある仙台へ異動が決まってしまう。

聡子の送別会。

いい頃合いで椎川と2人になった聡子は、今回の件をこう振り返る。

真修からもらいすぎてしまったんんだなあ、だから無くしてしまった・・・

与えているのは自分だと思っていたけどちがっていた。

聡子がそう分析すると椎川は大学時代のことを思い出し、「じゃあなんで、あのとき俺の・・・」

そう言いかけて椎川はやめるのだった。

翌日、仙台に到着した聡子は電話が3件きていることに気づく。

留守電を聴いていくと・・・

1件目は実家から、2件目3件目は真修からだった!


『私の少年』第3巻より

ごめんなさい俺が父さんに言ったから、もう何もいらないから、もう何ももらったりしないから、

いなく ならないで

聡子は新幹線のホームの椅子でただただ泣くことしか出来なかった。

2年後の世界

仙台へ異動になって2年が過ぎていた。

真修のいないここでの生活が聡子の普通の日常になっていた。

仕事から帰るといつも母があなたくらいときにはお母さんやりながら・・・

と皮肉を言われる少しきゅうくつな毎日。

自分の部屋にいても妹がおしゃべりにくるそんな日常。

ある日、妹の買い物に付き合っていた聡子は偶然、高校の時の同級生、八島(♂)に再会する。

とまどう聡子に積極的にアプローチしてくる八島という非日常がやってきた。

その後、2人は1回お茶をして聡子の誕生日が近いことを知った八島がその日も会おうと半ば強引に約束をさせられる。

聡子はこの歳で自分の誕生日にはあまり価値を感じてはいなかった。

誕生日の当日、八島は聡子の家に33本(歳の数)のバラを持ってやってきた。

聡子母はついに聡子の旦那さん候補が!と大喜び。

とまどう聡子は八島とレストランへ。

すると、そのレストランで聡子の誕生日を祝うサプライズの歌がスタッフによって歌われる。

ここで八島は聡子に「僕と結婚を前提に・・・」

ごめん無理だ

聡子はそう八島の言葉をさえぎって店を飛び出してしまう。

こんなものが欲しかったんじゃない。

残り67本のバラも、誕生日も、非日常も・・・

欲しいのは

あの ささやかに流れていく日常 それだけ

真修との日々を思い出し歩道橋の手すりに手をおき涙する聡子。

するとここにいるはずもない人物から声がかかる。


『私の少年』第3巻より

聡子・・・さん?

声変りしているし髪も短いが間違いない!

中学生になった真修がそこに立っていた・・・

非日常がそこには立っていた・・・

スポンサーリンク

『私の少年』第3巻の感想

そういえば、今回はじめて思い出の中のシーンとはいえ聡子の父が登場しました。

あらすじでは触れませんでしたが、ラムネの玉の思い出のところになります。

1巻では過去の思い出で母親に男の影があるシーンがありました。

やはり、離婚したのでしょうかね・・・

「いないことに したい?」と言っている場面もありますし。

昔の聡子(幼少期や大学時代)はあまり笑顔がないんだけど、ここら辺が傷になっていたのかなと思っちゃいました。

ちょっとしたお話

今回の最初のほうで聡子のひざまくらで寝る真修のシーンがあります。

実際に読んでいる人はわかると思いますが、ここ1巻の冒頭のシーンからやっとつながるのです。

だから3巻のここにきて、なるほどとなります。

気になるひとはぜひ実物を読んで欲しいなと思います。

あと、ツイートを見ていてこんなのを見つけました↓

特別編ですね。

これぜひ読みたい。

続く巻で載せてくれないかなあ・・・

すごく気になります!

真修の父は敵!?

今回のお話は真修の父のせいで2人が不幸になった!

こう思うのが普通でしょうか?

他の人の意見でも↓

他にも、ネグレクトしてたくせに今さらかよ!なんて意見もありました。

ネグレクト:児童虐待、障害者虐待、高齢者虐待のひとつ。子供に対するネグレクトは育児放棄(いくじほうき)、育児怠慢(いくじたいまん)、監護放棄(かんごほうき)とも言う。

Wikiより

確かに僕も父親が登場するまでは問題のある家庭だななんて思ってました。

でも今回の3巻を読み進めていくとそのイメージは少し変わりましたね。

真修を回転寿司に連れていったことで今回の話は大きな局面を向えます。

が、そもそも子供に関心のないひとが思い直して回転寿司になんて連れて行きません。

奥さんを亡くしているし、やつれるまで仕事に頑張っていてなかなか子供の面倒をみてやれない。

まあ、子供に対する接し方はなっていないように思えますが・・・

でも、この人はこの人で傷を背負って生きているんだと思うと単純に責める気はなれないように思えました。

ただ、ラインを交換しているならいきなり会社を通してくるようなことはしなくてもいいのでは?

なんて風には思いましたがそうなると物語がすすまなくなるのでしょうがないですかね・・・

女性作者ならではのノイズ

レストランで真修のことを話す真修父の言葉がノイズによってさえぎられるシーンがありました。

こういう表現は男性作家では見られないような気がしました。

これにはすごい既視感があって、僕には女性作家の特有なものなのかなと感じました。

で、過去に似てるなと思った部分があった作品が『モテキ』という作品の1巻です。

主人公はある女性に激しく恋をするわけなんですが、OKしてくれないその女性の言い訳に耳が拒否をするのですよ。

彼女の言葉が素直に入ってこない、そんな感じ。

ここから主人公は約40ページに渡りつらい回想が入るくらい彼女の話に耳が拒否ります(笑)

ちなみにこの作者、久保ミツロウ氏女性です。

ああ、こういう心理描写って女性のほうが得意なのかな?何て風に今回あたらめて思いました。

続・椎川の気持ち

2巻の感想でも椎川の気持ちについて触れたんですけど、やっぱりこのひとの気持ちはつかみづらいです。

椎川には婚約者がいて聡子の気持ちもこっちには向いてはいないのですがどこか未練があるこの感じ。

あらためて言うけど、僕は男だけどこの椎川の気持ちがよくわかりません

今回、聡子の送別会で聡子は与えようとしたつもりがもらいすぎて全部なくしてしまったと言います。

それに対して、椎川は「じゃあ、なんであの時俺の・・・」と言いかけて止めてしまいます。

この時、椎川は一体どんな気持ちでどんなことを言いたかったのでしょう?

あげたストラップも聡子にはつけてもらえませんでした。

となると、2人が付き合っていた当時、椎川からあげたものっていうものがヒントになる気がします。

それは物だけではなく椎川の気持ちもそうだと思います。

ポイントは今の聡子はもらうことの出来る人間になったということでしょうか。

だから椎川の言いたかった言葉はこうではないでしょうか?

「じゃあ、なんであの時俺の気持ちは受け取ってくれなかったんだ」

あの時、受け取ってくれさえいれば俺たちはもっとうまくやれたはずじゃなかったのか?

そんな気持ちを椎川は聡子に対して抱えていたのかもしれませんね。

ん~面倒くさいですね、この男(笑)

あなたの意見はどうですか?

あとがき

今回も巻のあとがきの後半は担当の一人のH澤さんがテーマになっています。

3巻では2年の月日が一気に流れました。

この話の打ち合わせで高野さん(作者)が真修を成長させますというとH澤さんは真修6年生の冬服が見れないと本気で青ざめたようです。

でも、真修中学生のラフ画を見てあっさり納得したようです(笑)

さて、別れ別れになった2人が再会して今回終わってしましました。

2人はこのあとどうなってしまうんでしょう?

第4巻では少し成長した真修の視点で物語が動いていきます。

成長した真修、それにとまどう聡子。

続きは4巻へ

おわり

スポンサーリンク

 - マンガ , , ,