攻殻機動隊 / GHOST IN THE SHELLの世界観を含めわかりやすく説明してみた 

      2017/05/05

アニメや漫画の実写化ってあまり興味がない自分なんですが、

これは本気で観に行きたいと思っています。

それはGHOST IN THE SHELLの実写映画です。

シネマトゥデイのチャンネルより

実写映画の話ではないのですが…

凄くいい世界観があるこのタイトルですし、国内問わず海外でもかなりの人気があります。

しかし、まだまだ食わず嫌いしてる人も沢山いるんですよね。

そこで周りでまだ攻殻機動隊に触れたことのないと言っている人に印象を聴いてみました。

  • ドンパチしてる
  • イメージが暗い
  • 一度観ただけじゃ理解できなそう

ズバリ!間違ってませんね(笑)

でもこんなイメージを持っているだけでこの作品たちに触れないなんて

凄く勿体ないと私は思っています。

作品の入り口を見てからでも切り捨てるのは遅くない

そう私は思っています。

もし攻殻機動隊初心者の方がこれを読んでいて、この作品の世界に入っていただけると

とても嬉しいなと思います。

この作品の情報量は半端なく多いので出来るだけ贅肉をそげ落として説明していきます。

なので省かれている部分についてはご了承ください。

[実写映画を中心に書いているわけではないのでそこはご注意ください]

世界観

舞台

舞台はおおよそ2030年頃(シリーズによって微妙に違う)です。

世界は3次、4次大戦を経ており場所によっては荒廃している街並みも確認できます。

大戦後に科学技術が飛躍的に向上しており、この技術向上のせいで犯罪も高度に多様化するわけです。

そういった犯罪や犯罪組織を抑止するために活躍するのが、

この物語の主人公・草薙素子(くさなぎもとこ)属する「公安9課」、通称攻殻機動隊です。

公安9課は内務省直属公安警察組織とされています。

公安9課

公安9課は一般の警察が手に負えないような事件、国が公に出来ない事件を

秘密裏にそして迅速に解決する凄腕の集団となっています。

また科学の発達は電脳化義体化を生み普及、

それが犯罪に利用され凶悪になっていったことから

特権というべき超法規的な活動強力な武器の使用を許されています。

そして彼らはそれらを扱い、巧みに事件を解決させてきた。

こういった部分が物語の大きな魅力といっていい部分でもあります。

技術について

電脳化と義体化

科学技術の飛躍的向上にはまずマイクロマシン技術の発達があります。

マイクロマシンとは、超小型機械のこと。大きさの定義はまちまちであるが、mm(ミリメートル)オーダーからμm(マイクロメートル)オーダーの機械構造をいう。

wikiより

※1μm=0.001mm=0.0001cm

このマイクロマシンを人は脳に埋め込み電脳化という技術に発展させます。

電脳化によりパソコンやスマホといった端末を介さずにネットをすることが可能になっています。

物語の中でも会話するにあたってテレパシーをしているような場面が多々出てきます。

これは頭の中でネットを介して通信しているのです。

また電脳化により義体化が進みました。

つまりサイボーグの体です。

この世界では脳さえ無事であれば体を取り換えることで復活が可能です。

特に公安9課のように凶悪な犯罪に対して戦っている者は命と隣り合わせです。

通常なら致命傷になるような損害でも絶命を防ぐことが可能になっています。

ただし、義体化した人間も失うものはあります。

例えば食事の楽しみとか。

バトー「たとえサイボーグでも脳が求める食欲はある。だからこそ娯楽としてのサイボーグ食も作られるって事だ。」

トグサ「過去の記憶を思い出す為の再生装置としての味って事か。」

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 第08話より

つまり、義体化しても生身であったときの記憶や感覚って残っているんです。

この世界観は科学一色になりそうな背景に対して「人間らしさ」というものを

描いている部分にまた魅力があります。

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光学迷彩

迷彩服というものがありますが、あれを科学的に発達させたものの1つに光学迷彩があります。

物語の所々で登場しますのでご紹介します。

着用している者の姿を周りと同じような風景と同化するようにカモフラージュして

視ている者に見つかりにくくさせる目的で使用します。

1:35~辺りで光学迷彩を使用しているシーンがあります。

Bandai Visualのチャンネルより

物語の中でもうまく敵に近づく際に使用したり、逃亡の助けになったりしています。

このアイテムは随所に活躍し視聴者を楽しませる。

当然、存在は消えているわけではないので攻撃を受けるとダメージになります。

音や足跡で気づかれることが珍しくなく、

隠密行動よりは相手を撹乱するために使用していることが多いです。

参考:光学迷彩がアニメのように活躍する日は近い

ゴーストについて

(c)1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT

攻殻機動隊においてゴーストの概念を理解することは結構難解なんです。

ストーリの中では避けて通れない用語ですのでなんとなくでも知っていたほうが良いです。

あとは観たときに繋がります。

ゴースト

ゴーストと言っても幽霊という意味ではありません。

ここで言うゴーストとは霊魂といった意味に近い。

また、個人を意味するアイデンティティーといった意味合いも持ちます。

顔や体、声や記憶、考え方などが電脳化や義体化の進歩により

曖昧になった個を示すゴーストいう概念が生まれました。

主人公の草薙素子は物語の中でよく「ゴーストの囁き」といった表現を使います。

事件の局面に立ったときに直感的に働く考えのようだが、

言って見れば刑事の勘といった部分を指しているようです。

ゴーストハック

電脳とはつまりオンラインで繋がっていることなので、他人の脳にも侵入が可能とされている。

このハッキング(クラッキングも含む)行為により、記憶を覗かれたり改ざんされたりすることがあります。

もっと凄くなると人(ゴースト)を乗っ取られてしまうこともあります。

これがゴーストハックということになる。勿論、重罪であります。

もし自分が知らないうちに自分の記憶を改ざんされ、知らない自分として人生を過ごしていた場合、

それは本当に自分なのだろうか?誰が違う自分と区別してくれるであろうか?

といった風に物語の中では哲学的な話にもなります。

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シリーズ別

ここでは監督別にこれまでの攻殻機動隊をまとめていきます。

それぞれの画像を見ていただくとわかるのですが、監督によって見た目が大きく変っています。

そして、作品の内容や設定も違っているんです。

大事なことを話していませんが、原作者は士郎正宗です。

他の代表作に『アップルシード』などがあります。

ちなみに原作版を「第1」押井監督作品を「第2」神山監督作品を「第3」

黄瀬監督作品を「第4」の攻殻機動隊という位置づけになっています。

原作から複数の監督によりアニメ作品が作られるのは

どこかルパンシリーズにも通ずるものがあるような気がしてます。

押井守 監督

(c)1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 劇場版

今回の実写映画のベースになっていると言われています。

1995年に公開。この頃は日本より海外での人気が高く、

それが国内での人気に繋がった部分もあるそうです。

☆イノセンス 劇場版

2004年に公開。1作目の続編とされている。

☆GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0

2008年に公開。1作目のカットリニューアルされたもの。

押井監督は原作の1巻を元にGHOST IN THE SHELLを制作しており、

イノセンスは原作の下地はあるもののオリジナルなストーリー展開をさせています。

間違いなくこの監督がいなければ今の攻殻機動隊の人気はなかったでしょう。

神山健治 監督

(C)士郎正宗・Production I.G/ 講談社・攻殻機動隊製作委員会

☆攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.) TVアニメ

2002年10月 – 2003年11月まで放送。

主に過去に起った「笑い男事件」を扱ったタイトルで、

その真相を突き止めていく緊張感がタマラナイ作品になっております。

ここから攻殻機動隊のファンになった人も少なくありません。

私もココからファンになりました。

☆攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG TVアニメ

2004年1月 – 2005年1月まで放送。

『S.A.C』から2年後の話。

☆攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

Solid State Society(S.A.C. SSS) TVアニメ(劇場でも公開)

2006年9月に放送。

『2nd GIG』からさらに2年後の話。

神山監督は原作者や押井監督の描いたGHOST IN THE SHELL

で起った結末とは違った未来を描いています

つまりパラレルワールドであり、その後がありますよって形です。

ストーリーは完全オリジナル

第3の攻殻であるこの作品はそれまでの「個の定義」を押し出していた部分ではなく、

「社会問題」をテーマにしている部分に大きな違いが見られます。

例えば『2nd GIG』だと「難民問題」が事件の背景としてテーマになっています。

原作者には上の画像にある愛らしい思考戦車タチコマ(青いクモのような戦車)

というキャラクターを新たに書き加えてもらいました。

シリアスなストーリーにちょっとした暖かみをもたらす活躍をしております。

黄瀬和哉 監督

GITSchannelより

☆攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE TVアニメ

2015年4月 – 6月まで放送。

先に上映されたARISE劇場版を再構成して次にある新劇場版に繋がるように新たに2話加えて放送されました。

物語はまだ公安9課が設立していない『S.A.C』以前の話となっているようです。

そして9課設立と素子が所属していた陸軍の話でもあるとか。

☆攻殻機動隊 新劇場版

2015年6月公開。

『ARISE』のその後の話であり、主人公草薙素子の出生の秘密や攻殻機動隊の起源を描いています。

第4の攻殻であるこちらは、それまでの声優を一新した布陣で作られております。

実は私もまだARISEは観ていなく、この記事を書いた後には近く観ようと決心いたしました。

観る順番

ネットの他の記事でも見かけるのですが、観る順番がわからないという質問が多いようです。

基本的に好きな作品から観ていけば良いと思ってはいます。

しかし、そんなことを言ったらこの見出しは本末転倒なので提示してみます。

そうですね。二択になりますかね。

①初作のGHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

②神山監督の攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

このどちらかが良いです。

それでも迷う場合は②を選んでください。

かわいいタチコマ達があなたをお迎えしてくれます(笑)

①はやはり原点ですのでこちらからでもいいと思うのです。

②は笑い男の謎が気になって仕方がなくなります。

そして観ていてわからない部分があっても、最後まで観ればなんとなくわかります。

選択した作品の次は、その監督作品の続きを観るのがいいと思います。

まとめ

日本での実写映画公開に合わせてこんな発表もありました。

『S.A.C』の神山監督と『アップルシード』シリーズの荒牧監督がタッグを組むようです。

士郎正宗作品の奇跡?なコラボレーションです!

これは私にとって凄く楽しみなニュースとなりましたね。

さて、ここまで読んでいただきありがとうございます。

もし少しでも攻殻機動隊に興味を持っていて、ここまで読んでくださったなら

是非、作品を観て欲しいと思います。

確かにボヤっと観ていると立ち待ち話がわからなくなったり、

最後まで観てもイマイチよくわからないということもあると思います。

でもこの作品たちにはスルメのような中毒性があります。

これを機会にこの独特なこの世界に触れてみてください。

最後に冒頭で話しました実写映画についても近日観に行こうと思っています。

その際は感想などをまた記事にできればなと思います。

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